[特別寄稿] 「想像以上!が、万博だ。」2025大阪・関西万博開催
令和7年7月16日
[記事原文]
http://www.civicnews.com/news/articleView.html?idxno=38720
筆者は5月13日、大阪・関西万博会場を訪問した。万博開催期間中、参加国はナショナルデー(National Day)を決め、集中的に自国の伝統と文化を披露する様々な行事を行う。この日は「韓国の日」で、釜山を出港した朝鮮通信使船の復元船が大阪港に入港する記念行事が開催され、歴史と共に活発だった当時の国際交流をそのまま感じることができた。また、会場内では朝鮮通信使行列の再現をはじめ、華やかなK-POPコンサートなど様々な行事が開催され、まさに韓国の熱気で溢れていた。
開幕を控え、展示館であるパビリオンの建設遅延など憂慮もあったが、実際に訪れてみると「想像以上!が、万博だ。」というキャッチフレーズは誇張ではなかった。万博は本来、世界各国が文化、技術、経済などを共有し、互いを深く理解し、人類の課題解決と未来に対する希望を提示するために開催する大規模なイベントである。今回の大阪・関西万博には150以上の国・地域及び国際機関が参加しており、独創的な各パビリオンを巡るだけでも、多彩で多様な文化を肌で感じることができた。
人気のあるパビリオンは事前予約をしなければ1~2時間ほど待たなければ入場できない場合もあるが、事前予約ができなかったと失望する必要はない。予約なしでも比較的スムーズに入場できるパビリオンも多い。もちろん、是非見てみたいパビリオンがあれば、万博の入場券を事前に購入した後、訪問する日の2か月前又は7日前に抽選をする事前予約を推奨する。
複数の国が共同で参加する合同展示館を含め、幸運にも筆者は2日間で数十か国の展示を巡ることができた。スタンプラリー手帳を購入し、各施設に設置されているスタンプを集めるのも楽しみの一つだ。様々な種類のスタンプを集めた手帳は大切な思い出となるだろう。
大阪・関西万博を象徴する代表的なランドマークは、会場全体を一望できる木造建築物「グランドリング」である。周囲約2km、幅約30mで人々が通れるようにデザインされた円形のグランドリングは、最大級の木造建築物としてギネスに認定された。地上12mの高さから会場を見下ろすことができ、特に夕暮れ時にここから眺める美しい景色は忘れられない思い出として残った。日没後に行われる噴水ショーとドローンショーも見る者の心を虜にした。
数多くの展示の中でも最も印象深かったのは、培養液の中で脈打つ誘導多能性幹細胞(iPS細胞)、通称「動くミニ心臓」だった。培養液の中で自ら脈打つ小さな細胞を見て、再生医療の発展と未来の医療に対する強い希望を感じた。「フューチャーライフゾーン(Future Life Zone)」も未来の技術に対する探求心を満たしてくれる空間だ。未来型の農機具や4足ロボットバイク、空飛ぶクルマなど、日本企業が開発中の革新的な技術は、近未来社会の姿を想像させる。
釜山は過去、物流の最前線として韓国で最も早く海外文化を受け入れ、新しい流行を伝播し、韓国全土を魅了してきた。万博の役割も同様だといえる。地域消滅が憂慮される状況で、この地域がグローバルハブシティを標榜し、再起を図る上で、大阪・関西万博は釜山市民にとって貴重な体験の場となるだろう。大阪は釜山から近く、航空便と船便両方で結ばれている。大阪・関西万博は、今年10月13日まで開催される。
http://www.civicnews.com/news/articleView.html?idxno=38720
筆者は5月13日、大阪・関西万博会場を訪問した。万博開催期間中、参加国はナショナルデー(National Day)を決め、集中的に自国の伝統と文化を披露する様々な行事を行う。この日は「韓国の日」で、釜山を出港した朝鮮通信使船の復元船が大阪港に入港する記念行事が開催され、歴史と共に活発だった当時の国際交流をそのまま感じることができた。また、会場内では朝鮮通信使行列の再現をはじめ、華やかなK-POPコンサートなど様々な行事が開催され、まさに韓国の熱気で溢れていた。
開幕を控え、展示館であるパビリオンの建設遅延など憂慮もあったが、実際に訪れてみると「想像以上!が、万博だ。」というキャッチフレーズは誇張ではなかった。万博は本来、世界各国が文化、技術、経済などを共有し、互いを深く理解し、人類の課題解決と未来に対する希望を提示するために開催する大規模なイベントである。今回の大阪・関西万博には150以上の国・地域及び国際機関が参加しており、独創的な各パビリオンを巡るだけでも、多彩で多様な文化を肌で感じることができた。
人気のあるパビリオンは事前予約をしなければ1~2時間ほど待たなければ入場できない場合もあるが、事前予約ができなかったと失望する必要はない。予約なしでも比較的スムーズに入場できるパビリオンも多い。もちろん、是非見てみたいパビリオンがあれば、万博の入場券を事前に購入した後、訪問する日の2か月前又は7日前に抽選をする事前予約を推奨する。
複数の国が共同で参加する合同展示館を含め、幸運にも筆者は2日間で数十か国の展示を巡ることができた。スタンプラリー手帳を購入し、各施設に設置されているスタンプを集めるのも楽しみの一つだ。様々な種類のスタンプを集めた手帳は大切な思い出となるだろう。
大阪・関西万博を象徴する代表的なランドマークは、会場全体を一望できる木造建築物「グランドリング」である。周囲約2km、幅約30mで人々が通れるようにデザインされた円形のグランドリングは、最大級の木造建築物としてギネスに認定された。地上12mの高さから会場を見下ろすことができ、特に夕暮れ時にここから眺める美しい景色は忘れられない思い出として残った。日没後に行われる噴水ショーとドローンショーも見る者の心を虜にした。
数多くの展示の中でも最も印象深かったのは、培養液の中で脈打つ誘導多能性幹細胞(iPS細胞)、通称「動くミニ心臓」だった。培養液の中で自ら脈打つ小さな細胞を見て、再生医療の発展と未来の医療に対する強い希望を感じた。「フューチャーライフゾーン(Future Life Zone)」も未来の技術に対する探求心を満たしてくれる空間だ。未来型の農機具や4足ロボットバイク、空飛ぶクルマなど、日本企業が開発中の革新的な技術は、近未来社会の姿を想像させる。
釜山は過去、物流の最前線として韓国で最も早く海外文化を受け入れ、新しい流行を伝播し、韓国全土を魅了してきた。万博の役割も同様だといえる。地域消滅が憂慮される状況で、この地域がグローバルハブシティを標榜し、再起を図る上で、大阪・関西万博は釜山市民にとって貴重な体験の場となるだろう。大阪は釜山から近く、航空便と船便両方で結ばれている。大阪・関西万博は、今年10月13日まで開催される。