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貝毒による食中毒にご注意ください。

 


   
 

 

貝毒による食中毒にご注意下さい

 

平成25年3月21日
在釜山日本国総領事館

 

今般、農林水産食品部国立水産科学院より「鎮海湾の一部海域及び釜山市沿岸で基準値を超過した麻痺性貝毒を検出した」との情報がありました。

水産科学院によると、貝毒による食中毒を防ぐために定期的に貝類に含まれる毒性をチェックしており、今般の調査により、昌原市と釜山市沿岸のムラサキイガイ(ムール貝)から基準値を超過した麻痺性貝毒が検出されたとのことです。
韓国南海岸での麻痺性貝毒は、近年、3~4月頃の水温10℃前後で基準値を超過し、水温が18℃以上に上昇する5月末~6月中旬頃に消滅する傾向が見られるとのことです。
韓国でも日本と同様に検査態勢が確立されていますが、露天商等では、個人的に採取した物等、検査を経ていない貝が売られていることもあり得ますので、流通ルートのはっきりしない場合には購入を控えることをお勧めします
毒の有無は二枚貝の外見では判別できません。また、貝毒は熱に強いため、加熱調理しても毒性は弱くなりません。
これから暖かくなり、海に出かけて家族で潮干狩りなどを楽しむのに良い季節になりますが、貝毒の発生した海域での潮干狩りや個人的に採取した二枚貝を食べる場合は注意が必要です

 

「貝毒とは?」
二枚貝に含まれることがある天然の毒成分で、食中毒の原因となります。二枚貝はプランクトンを餌としており、これらプランクトンの中には人間に有害な毒を作る種類がいて、そのプランクトンを餌として取り込むことによって毒が蓄積され、二枚貝が毒を持つようになります。これがいわゆる「貝毒」です。 
貝毒には症状によっていくつか知られていますが、代表的なものは「麻痺性貝毒」と「下痢性貝毒」です。

 

「麻痺性貝毒とは?」
主にイガイ、ムラサキイガイ(ムール貝)、ホタテ、アサリ、カキなどの二枚貝によって起こる食中毒で、食後30分程度で口唇、舌、顔面が痺れ始め、次いで嘔吐や頭痛の症状が現れ全身に痺れが広がります。重症の場合は、呼吸麻痺により死に至る場合もあります。

 

「下痢性貝毒とは?」
麻痺性貝毒と同じくイガイ、ムラサキイガイ、ホタテ、カキなどの二枚貝によって起こる食中毒で、食後30分から数時間以内で下痢や嘔吐、腹痛などの症状が現れますが、通常3日以内で回復し、死に至ることはありません。

 

 

 

 

 

 

 
 
 

 

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