道上総領事新年挨拶

総領事挨拶

本欄に画像を表示

 明けましておめでとうございます。皆さま、よい新年を迎えられたことと存じます。
 今年は、平成から次の時代への幕開けの年になります。新たな気分で、実り多い年になればと祈っております。
 釜山はじめ嶺南地方において、ビジネス、教育等各方面で活躍されご苦労されている日本の皆さまに敬意を表します。平素意見交換をさせていただき、ご助言をいただいており、心から感謝申し上げます。
 さて、昨2018年は、南北首脳会談、米朝首脳会談が行われる等、朝鮮半島をめぐる情勢に注目すべき変化がありました。
 昨今韓国で、未来志向の日韓協力関係にふさわしくない動き、長年の信頼関係を損ないかねない動きが続き、日韓関係が厳しい状況になったことは残念です。韓国において適切な措置がとられ、日韓関係が再び力強く前進できることを期待します。
 こういう時期にも人の交流は重要です。観光を含め、文化や地方、大学等各方面の人の交流が、相互理解を高める方向で行われることを願ってやみません。
 さて、釜山は地理的に日本に近く、日本に関心の高い人、日本語を学ぶ人が昔から多く、最近は、日本への就職を希望し、実際に就職する学生が増えています。釜山をはじめとする嶺南地方は、これまで日韓の友好交流のよき象徴でした。しかし近年、その様相を変えている面があり、心配しています。 
 当館は、在留邦人の皆様の安全確保をはじめ領事事務、日系企業の活動支援に尽力しており、館員一同、一層努力してまいります。また、日本文化を発信・紹介する行事を多く開催し、日韓の交流も支援しています。引き続き、ご助言とご支援をお願いいたします。
 今年は亥(いのしし)年。日本では「猪突猛進」の印象もありますが、十二支の由来からは植物でいう「種」(たね)。将来の成長発展に備え養分をじっくりたくわえる時期だとのこと。「核・該」という漢字からは、小さくても中核になる様子がうかがえます。
 じっくり力をたくわえるにせよ、華々しく進むにせよ、皆さまのご多幸をお祈り申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。
 
在釜山日本国総領事
道上尚史