〔人物フォーカス〕駐釜山日本総領事大塚剛

令和5年2月9日
https://www.busan.kr.emb-japan.go.jp/img/b.gif<記事原文>
   
https://news.knn.co.kr/news/article/135533
 

【アンカー】
 最近、日韓両国の観光需要の増加により、釜山と日本の活発な交流が続いています。都市間外交を中心とする日韓関係の改善にも、青信号が灯ることが期待されています。本日は、大塚剛駐釜山日本国総領事をお招きしてお話を伺います。こんにちは。
【本官】
 こんにちは。日本総領事大塚です。本日はよろしくお願いします。
 
【アンカー】
 まず初めに自己紹介をお願いします。
【本官】
 実は釜山での勤務は今回が2回目です。以前は首席領事として勤務し、今回は昨年10月に、総領事として7年ぶりに釜山に戻ってきました。
 
【アンカー】
 2010年から5年間釜山で首席領事として勤務され、また、韓国だけで17年間勤務された知韓派外交官ですが、7年ぶりに釜山に戻ってこられました。
 釜山に戻ってこられた際に感じた変化のようなものはありますか。
【本官】
 私を知韓派と呼ぶ方も多いですが、むしろ私は知韓派ではなく親釜山派だと思います。またそう呼ばれた方がうれしいです。
 しかし、7年前、私が釜山を離れてからこれまでの間に釜山でもいろいろなことがありました。それで、ここに来る前、少し心配になったのは、釜山の方々の心が変わったのではないかということでした。しかし、いざ来てみると、全く変わっていませんでした。はじめて会った方々もみんな私を歓迎してくれたのです。本当にありがたいと思います。
 釜山の人々の心が変わっていないというのは幸いでもありますね。
 
【アンカー】
 現在在釜山日本国総領事館で勤務されていますが、どんな業務を行う機関なのかについてご紹介をお願いします。
【本官】
 日本国民の安全確保です。そして各種サービスの提供も行っていますが、これらは何よりも優先して行わなければならないものです。
 次は交流です。交流は、総領事館が直接交流行事や文化行事を開催したり、また釜山の市民が実施する交流事業に協力したりします。
 3つ目は地域社会への貢献です。総領事館も地域社会の一員ですので、この地域で行われる多様な事業や行事に参加し、地域の発展に寄与します。
 
【アンカー】
 時を重ねるほどに日本と韓国の関係はますます重要なものになっています。特に、釜山と日本の関係、持続的な相互交流はさらに重要になっていますが、その理由は何だと思われますか。
【本官】
 持続的な相互交流はとても重要だと思います。釜山は交流や交易により発展してきた海洋都市です。よって海外のものを韓国内に広め、韓国内のものを海外に広めるということが釜山の文化的・経済的な発展の原動力でした。
 日本は釜山に最も近い隣国です。よって釜山と日本も長い間共に発展してきました。ですから、釜山の発展は日本の発展であり、日本の発展も釜山の発展でもあります。
 したがいまして、先ほど申し上げた持続的な相互交流を通じて、この地域がさらに活性化することを期待しています。
 
【アンカー】
 民間外交への支援活動にも全力を尽くしたいとおっしゃられましたが、どのようなご計画をお持ちですか。
【本官】
 今最も関心がある事業は朝鮮通信使事業です。ご存じの通り、朝鮮通信使事業は長年続いた日本と韓国の友好関係の生き証人です。ですから、こういった行事を通じて、日韓間の関係がさらに発展することを願っています。
 
【アンカー】
 ご存じの通り、現在釜山は「2030釜山万博」誘致のため、死力を尽くしています。日本は「2025大阪・関西万博」を控えているので助言いただける部分があると思います。どのような点を助言いただけるでしょうか。
【本官】
 4月には、BIE(国際博覧会事務局)の現地実態調査があると思います。5年前、日本でも同じ調査がありました。その時、日本は誘致に向けた積極的な熱意を見せるため、大変多くの努力を行ったと聞きました。
 今年の4月にも、韓国でそのような熱気が高まることを大いに期待しています。
 
【アンカー】
 最後に、知韓派を超え親釜山派である総領事から、釜山の人々に向けて一言お願いします。
【本官】
 釜山に再び戻ってきたことをとても誇りに思います。釜山と日本は切っても切れない密接な関係にあります。交流を通じて地域の発展のため努力します。たくさんのご協力をいただければ幸いです。
 そして、7年ぶりに戻ってきた私を暖かく迎えて下さった、釜山市民の皆様に改めて感謝を申し上げます。
 
【アンカー】
 これからも釜山と日本、両国の活発な交流にもご尽力をお願いします。また、「2025大阪・関西万博」開催の成功を応援いたします。本日は、どうもありがとうございました。