「釜山は韓日交流最前線・・・7年ぶりに来ても相変わらず温かい都市」
令和5年1月12日
<記事原文>
http://www.kookje.co.kr/news2011/asp/newsbody.asp?code=0300&key=20230110.22006002832
首席領事として勤務した後、再派遣
民間外交の拡大へ惜しみなく支援
両国関係、さらに深まる新年へ
「釜山を離れている7年間、あまりにも多くのことが変わったのではないかと内心懸念していました。以前とは違う視線で日本を見ているような気がして、釜山に帰ってくるのが楽しみでもありましたが、心配も大きかったです。しかし、到着してみると、釜山は相変わらず暖かく率直で、時には真っ直ぐでもあった姿のままでした。会って話をすれば何か打ち解ける時があります。両国の往来が再開されましたので、釜山と日本の距離も近くなるのではないでしょうか。民間の活発な交流への支援に総領事館も乗り出す計画です。」
6日、釜山市水営区南川洞の在釜山日本国総領事公邸で行われたインタビューで、大塚剛総領事(60)は「2番目の故郷とも言える釜山に戻ってこられてとても嬉しい」と在任の感想を伝えた。
昨年9月1日付で在釜山日本国総領事に任命された大塚総領事は、2010年から約5年間、釜山で首席領事として勤務した。1985年に外務省に入省した同氏は、延世大学語学堂とソウル大学国文学科での学士課程を経て、在韓国日本国大使館1等書記官、在韓国日本国大使館領事部長などを歴任するなど、日本でも代表的な知韓派外交官に挙げられる。韓国で勤務した期間だけでも合計17年に達する大塚総領事は、韓国内の様々な分野はもちろん、釜山に対する理解度が深く、また地域社会内に幅広いネットワークも備えていると評価されている。
同氏は「釜山発令を受けて『いよいよ行くんだ』と思った。ワクワクしながらも、正直『行って何をするべきか』を考えることが難しかった」と話し始めた。数年間張り詰めた緊張が続いた両国に、コロナまで襲い、凍りついた状況を念頭に置いた言葉だ。しかし、「実際に来てみると、多くのことが解決した。ちょうど釜山に到着した日は、昨年日本政府が無査証観光入国を再開した翌日の10月12日だった。到着後すぐに『釜山国際映画祭』『BTSコンサート』の現場を訪問したが、日本人観光客にもたくさん会った。往来が始まったこと、釜山に来たことを実感した。ありがたいことに、とても運が良かった」と述べた。
釜山にいる間、同氏は民間外交への支援に総力を傾ける計画だ。大塚総領事は「久しぶりに釜山に来て人々に会ってみると、皆これまで行き詰まっていた交流に飢えていたことが分かった。芸術界、体育界、宗教界、さらには警察まで、新型コロナウイルス感染症などで途絶えていた活動を再開したいとよく述べていた」と伝えた。
続いて「これまで釜山の日本交流は、福岡、下関、長崎地域と活発だったが、大阪に広げようとする動きもよく見られる。釜山と似ている点が多い都市だからではないかと思う」とし「私としては多くの面で助力したい。最善を尽くして支援する」と述べた。
同氏は「民間外交は非常に重要だ。民間外交がしっかりと支えてくれれば、国家外交はさらに力強く伸びるだろう。私は外交官としての役割に忠実だが、釜山と日本の各分野の民間交流の活性化に特に強い関心を持つ」と強調した。
大塚総領事は、釜山赴任に関して「『切っても切れない』必然」と強調した。同氏は「首席領事をしたあとに総領事として戻ってくるということがよくあると思われがちだが、そうではない。この10年間、そのような事例はなかった。運とタイミングにめぐまれ、とても良い時期にまた来ることができた。私にとって特別な都市であり、韓日交流の最前線にある釜山の総領事を務めることになり、誇らしくもあり、責任感を感じる」と述べた。続いて「釜山がうまくいけば日本もうまくいく。そのため、相互交流は重要だ。昨年末、日本旅行会社の調査で、釜山が(日本にとって)関心がある都市4位に躍り出た。両国がより一層緊密になる1年となることを期待する」と明らかにした。
http://www.kookje.co.kr/news2011/asp/newsbody.asp?code=0300&key=20230110.22006002832
首席領事として勤務した後、再派遣
民間外交の拡大へ惜しみなく支援
両国関係、さらに深まる新年へ
「釜山を離れている7年間、あまりにも多くのことが変わったのではないかと内心懸念していました。以前とは違う視線で日本を見ているような気がして、釜山に帰ってくるのが楽しみでもありましたが、心配も大きかったです。しかし、到着してみると、釜山は相変わらず暖かく率直で、時には真っ直ぐでもあった姿のままでした。会って話をすれば何か打ち解ける時があります。両国の往来が再開されましたので、釜山と日本の距離も近くなるのではないでしょうか。民間の活発な交流への支援に総領事館も乗り出す計画です。」
6日、釜山市水営区南川洞の在釜山日本国総領事公邸で行われたインタビューで、大塚剛総領事(60)は「2番目の故郷とも言える釜山に戻ってこられてとても嬉しい」と在任の感想を伝えた。
昨年9月1日付で在釜山日本国総領事に任命された大塚総領事は、2010年から約5年間、釜山で首席領事として勤務した。1985年に外務省に入省した同氏は、延世大学語学堂とソウル大学国文学科での学士課程を経て、在韓国日本国大使館1等書記官、在韓国日本国大使館領事部長などを歴任するなど、日本でも代表的な知韓派外交官に挙げられる。韓国で勤務した期間だけでも合計17年に達する大塚総領事は、韓国内の様々な分野はもちろん、釜山に対する理解度が深く、また地域社会内に幅広いネットワークも備えていると評価されている。
同氏は「釜山発令を受けて『いよいよ行くんだ』と思った。ワクワクしながらも、正直『行って何をするべきか』を考えることが難しかった」と話し始めた。数年間張り詰めた緊張が続いた両国に、コロナまで襲い、凍りついた状況を念頭に置いた言葉だ。しかし、「実際に来てみると、多くのことが解決した。ちょうど釜山に到着した日は、昨年日本政府が無査証観光入国を再開した翌日の10月12日だった。到着後すぐに『釜山国際映画祭』『BTSコンサート』の現場を訪問したが、日本人観光客にもたくさん会った。往来が始まったこと、釜山に来たことを実感した。ありがたいことに、とても運が良かった」と述べた。
釜山にいる間、同氏は民間外交への支援に総力を傾ける計画だ。大塚総領事は「久しぶりに釜山に来て人々に会ってみると、皆これまで行き詰まっていた交流に飢えていたことが分かった。芸術界、体育界、宗教界、さらには警察まで、新型コロナウイルス感染症などで途絶えていた活動を再開したいとよく述べていた」と伝えた。
続いて「これまで釜山の日本交流は、福岡、下関、長崎地域と活発だったが、大阪に広げようとする動きもよく見られる。釜山と似ている点が多い都市だからではないかと思う」とし「私としては多くの面で助力したい。最善を尽くして支援する」と述べた。
同氏は「民間外交は非常に重要だ。民間外交がしっかりと支えてくれれば、国家外交はさらに力強く伸びるだろう。私は外交官としての役割に忠実だが、釜山と日本の各分野の民間交流の活性化に特に強い関心を持つ」と強調した。
大塚総領事は、釜山赴任に関して「『切っても切れない』必然」と強調した。同氏は「首席領事をしたあとに総領事として戻ってくるということがよくあると思われがちだが、そうではない。この10年間、そのような事例はなかった。運とタイミングにめぐまれ、とても良い時期にまた来ることができた。私にとって特別な都市であり、韓日交流の最前線にある釜山の総領事を務めることになり、誇らしくもあり、責任感を感じる」と述べた。続いて「釜山がうまくいけば日本もうまくいく。そのため、相互交流は重要だ。昨年末、日本旅行会社の調査で、釜山が(日本にとって)関心がある都市4位に躍り出た。両国がより一層緊密になる1年となることを期待する」と明らかにした。