【총영사실에書】第15回「言心聲也」(言は心聲なり)

2021/3/31
「言心聲也」(言は心聲なり)
 ここ釜山には、日本からの駐在員家族を中心に30名余りの子どもたちが通う釜山日本人学校があります。50年近い歴史を持つ、とても小さな、愛すべき学び舎です。3月には卒業式があり、小学1年生から中学3年生までの作文を集めた文集が作られました。その文集を拝見し、生き生きとしたピュアな言葉の数々、子どもたちが込めた率直な思いに触れました。友達とのやり取りやがんばって取り組んだ学校行事、釜山での思い出、将来の夢などを一つ一つ読みながら、私は涙が出たり笑ったりを繰り返しています。子どもたちの言葉に、どうしてこんなに心を揺さぶられるのでしょうか…。
 自国語も外国語も、言葉には凄まじい力があり、時には武器にさえなります。「言葉は、心の声なり」と表現した古人の言葉もまた、真理を言い当てた力強さを放っています。
 

釜山日本人学校の文集