MERSコロナウイルス関連情報
平成27年10月26日現在
在釜山日本国総領事館
中東呼吸器症候群(MERS:Middle East Respiratory Syndrome)は、2012年に初めて確認されたウイルス性の感染症です。
5月20日以降、韓国においてもMERSコロナウイルス感染が確認されており、6月7日以降、当館管轄内においても感染者発生が報告されています。
6月16日に開催された国際保健規約(IHR)緊急委員会第9回会議を受け、WHOは、韓国におけるMERS感染者の発生状況について、
現時点では持続的なヒトからヒトへの感染を裏付ける証拠は見つかっておらず、「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC)」としての条件は
満たされていないと結論付けた上で、渡航や貿易に対する制限を勧告しないとの見解を示しています。
以下は、当館管轄内(慶尚道地域)におけるMERSコロナウイルス関連情報です。
10月26日午前9時現在、当館管轄内(慶尚北道、慶尚南道、釜山広域市、大邱広域市、蔚山広域市)のMERSコロナウイルス発生患者等は以下のとおりです。
6名
(1名死亡、5名退院)
186名
(退院145名、死亡37名を含む)
● 休息、栄養を十分に取り、体に抵抗力をつける。 ● 手指等の衛生保持に心掛ける。 ● できるだけ人混みを避けるか、マスクの着用を励行する。 ● 咳やくしゃみの症状がある患者とは、可能な限り濃厚接触を避ける。 ● 温度の変化と乾燥のしすぎに注意する。 ● 高熱、咳、呼吸困難等の症状が見られた時は、適切なタイミングで専門医の診断を受ける。 ● 50歳以上の感染者は重症化するリスクが高く、注意が必要です。 ● 慢性疾患(糖尿病、高血圧、喘息、腎障害、心疾患、呼吸器疾患等)を持っている場合は重症化するリスクが高く、注意が必要です。
(1)韓国保健福祉部は、感染者が発生した病院及び感染者が訪問した病院名を公表するとともに、該当期間にこれらの病院を訪問した者で
症状が疑われる場合には、医療機関を訪問せずに自宅で待機し、コールセンター等に連絡することを求めています。
当館管轄地域内からの連絡先は次のとおりです。 ○ 保健福祉部設置のMERSホットライン:109 (24時間対応可。日本語でも対応可。) ○ 釜山広域市:051-888-3333
○ 大邱広域市:053-803-6280~6282、6284 ○ 蔚山広域市:052-229-3560、3561 ○ 慶尚南道:055-211-4892~4895 ○ 慶尚北道:053-950-2378、2431、2432、2445
(2)また、韓国保健福祉部は6月9日、MERSが疑われる患者を別途診療できる診療所を発表しました。
当館管轄内には122箇所の医療機関(詳細はこちら)が指定されています。
また、韓国保健福祉部は6月15日、呼吸器疾患と一般の患者を分離して診療する国民安心病院を発表しました。
当館管轄内には73箇所の医療機関(詳細はこちら)が指定されています。
※ なお、MERS関連情報は随時更新されるため、最新の情報は韓国MERSポータルサイト(http://www.mers.go.kr/mers/html/jsp/main.jsp)をご確認ください。
○ 外務省 海外安全ホームページ http://www.anzen.mofa.go.jp/
○ 厚生労働省(中東呼吸器症候群(MERS)について)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/mers.html
○ 国立感染症研究所感染症情報センター:MERS(マーズ)コロナウイルス(MERS-CoV)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/component/content/article/2186-infectious-diseases/disease-based/ka/hcov-emc/idsc/2686-novelcorona2012.html
○ 韓国保健福祉部ホームページ
http://www.mw.go.kr/front_new/index.jsp
○ WHO:Global Alert and Response/Coronavirus infections(英文)
http://www.who.int/csr/disease/coronavirus_infections/en/
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