海外安全対策情報 平成30年度第1四半期

1.社会・治安情勢

当地の治安情勢は全体的には落ち着いていますが,2016年12月末に,日韓両政府による慰安婦合意に反対する市民団体等により,総領事館前に「慰安婦像」が設置されて以来,慰安婦像周辺でのデモが常態化しています。また,今年5月,総領事館前に「徴用工像」を設置するという動きに関連する大規模デモも発生していることから,社会・治安情勢については注意が必要です。

2.一般犯罪・凶悪犯罪の傾向

(1)釜山地方警察庁が発表した2017年(1月~12月)の五大犯罪発生件数等は下 記のとおり。(注[ ]内は2016年の件数)
  発生件数 検挙件数 検挙率
殺人 61件[      70件] 61件[   69件] 100.5%
強盗 102件[    138件] 96件[   143件] 94.1%
強姦  1692件[  1324件] 1619件[ 1263件] 95.6%
窃盗 15830件[16777件] 10926件[10329件] 69.0%
暴力 20495件[20452件] 17384件[17562件] 84.8%
合計 38180件[38761件] 30086件[29366件] 78.8%
 (2)邦人被害事案
  ア 旅券の取扱いにはくれぐれもご留意ください。
    最近,当地を旅行中の邦人の方で旅券を紛失されるケースが非常に多くなっております。特に多いのが,タクシーを降りる際に,タクシーの中にカバンごと置き忘れるケースです。
    旅券は,外国において身分を証明する非常に重要なものです。その取扱いには十分にご留意願います。
  イ 交通事故にはくれぐれもご留意ください。
    昨年9月,釜山市内で邦人がタクシーに轢かれる重傷交通事故が発生しました。日本との交通ルールの違いから思わぬ事故に発展する場合がありますので,十分にご留意願います。
  ウ 禁止地域等での写真撮影に注意して下さい。
    軍事施設その他警備兵が警戒する重要施設,文化財や記念物など,撮影禁止表示のある区域がありますので写真撮影をする際には注意して下さい。空港や駅など,思わぬところでも写真撮影が禁止されている場合があります。
また,特に禁止されていなくても,海水浴場で撮影した写真に,他人の水着姿が写っていた場合,本人は盗撮の意図が全くなくても,許可なく水着姿を撮影したとして処罰されるケースがあります。海水浴場での写真撮影は避けたほうが無難です。
 (3)邦人以外の被害事案
   地震に対する備えをお願いします。
   昨年11月15日,慶尚北道浦項市付近を震源とする規模5.4の地震が発生しましたが,その後,継続して余震が発生している状況にあります。
   在留邦人及び邦人旅行者にありましては,平素から地震に対する十分な警戒と備えを行っていただくとともに,被害が発生した場合は当館まで連絡をお願いします。

3.テロ・爆弾事件発生状況

  同事件の発生はありません。

4.誘拐・脅迫事件発生状況(邦人以外の被害事案)

  注意喚起すべき事件は発生していません。

5.日本企業の安全に関わる諸問題

  緊急事態,各種事故等の発生に備え,各企業にあっては,事案発生時の対応マニュアル及び緊急連絡網の作成・整備を行っていただきますようおすすめします。